レジェンドがたくさんいる野球界
歴史の長いプロ野球には、レジェンドと呼ばれる名選手が数多く登場してきました。
本塁打・盗塁数・連続試合出場などで世界記録を達成した選手から、国民の記憶に残るスーパースターまで、一定の年齢以上の日本人ならレジェンド選手の一人や二人名前が出てくるでしょう。
現役選手の中にも将来のレジェンド候補は多数いて、今後もプロ野球界の記録や日本人の記憶に残り続ける選手が登場してくるはずです。
2015年に引退した元中日ドラゴンズの山本昌選手も、そんなプロ野球界の記録にも記憶にも残るレジェンドです。
山本昌選手がレジェンドである理由は、50歳まで現役を続けたことでしょう。
現役を50歳まで続けることは、選手寿命が延びている現代では難しくないかもしれません。
反対に現代のプロ野球よりレベルが低い創生期なら、50歳まで現役を続けられる選手はいたかもしれません。
しかし選手寿命が延びたといっても、多くのプロ野球選手は40歳を過ぎると全盛期から成績が落ちたり、怪我の影響により引退を余儀なくされてしまいます。
創生期にも50歳まで現役を続けた選手はおらず、そこまでプロ野球選手であり続けるのはそれだけでも素晴らしい記録です。
ただ50歳までプロ野球の選手を続けたわけではない
ですが山本昌選手の場合は、ただ50歳までプロ野球の選手を続けたわけではありません。
中日ドラゴンズの一軍選手として、最後まで戦力になる状態で現役を引退しました。
確かに晩年の成績は、シーズン最多勝のタイトルを獲得した1990年代に比べると落ちています。
しかし晩年は成績が落ちるのは当たり前ですし、2008年には40歳を超えて二桁勝利を達成しました。
ここまで息長く成績を残し続けた選手は、プロ野球の長い歴史に多数いるレジェンドの中にもいません。
今後も50歳までプロ野球の第一線で活躍しながら現役を続けられる選手は、登場することはないでしょう。
そう言い切れるほど、山本昌選手のプロ野球人生は歴史的な快挙と言えます。
ですから多くのプロ野球ファンがレジェンド選手の一人として、記憶に残り現役を引退した今でも注目されています。
しかし世間一般にプロ野球のレジェンド選手というと、大物過ぎて怖いといったイメージがあるかもしれません。
確かにプロ野球のレジェンド選手の中には、ご意見番として様々な話題に意見をしたり若手選手に恐れられる人物もいます。
しかし山本昌元選手の場合は、そうしたイメージは全くありません。
非常に気さくな性格をしており、メディアに登場するたびにプロ野球ファンを中心に話題になります。
現在はプロ野球に関する活動の他にも様々な分野に進出していて、最近よく話題に上がるのが競馬です。
現役時代から競馬ファンとして知られていて、競馬の番組に登場して予想を披露することもあります。
そして予想が的中し万馬券を何回も獲得したりしたり、テレビ番組で100万円以上の大万馬券を的中したこともあるほどです。
さらに競馬は馬券を買う一ファンとしてだけではなく、馬主の立場でも競馬に携わっています。
現在は一口馬主として出資しているだけのようですが、それでも出資馬が皐月賞を勝ちこのときにも大きな話題を呼びました。
最近は演歌歌手や同じ元プロ野球選手の愛馬がG1レースを勝利しているので、将来的には一口馬主ではなく個人馬主として活躍するかもしれません。
趣味が多いことでも知られている
有名な趣味は競馬だけではなく、ラジコンも現役時代からプロ級と言われていました。
現役時代には試合に影響のない範囲でシーズン中にも関わらずレースに出場し、何度も優勝したことがあるほどの腕前です。
ラジコンの全日本選手権でも入賞を果たすほどの実力なので、本気で取り組んでいたらトップをとれたのは間違いないでしょう。
ラジコンの世界でも選手として活躍するだけではなく、同僚の選手と競技大会を10年も主催していました。
主催していた大会には、世界チャンピオンも海外から駆けつけるほどの大規模な大会となり、あまり日の目を見ることがないラジコンの世界にも多大な貢献をしています。
このように山本昌元選手は、競馬でもラジコンでも一流です。
しかし一流でありながら楽しむことも忘れておらず、競馬では一般の人々と同じようにゴール前で馬券を買った馬を大声で応援して、的中すれば飛び跳ねて喜ぶ気さくさを持っています。
スポーツ選手の中には一つの競技に打ち込み、職人的な存在感を漂わせる人も少なくありません。
もちろん一つの世界に没頭する職人的なスポーツ選手も、かっこよく人々を引きつける魅力があります。
しかし現役時代から様々な趣味にのめり込み、プロ野球の以外の世界でも活躍し楽しむ姿は魅力的です。
こうした他の世界でも楽しむ姿勢があったからこそ、プロ野球界のレジェンドと言われるほど長く活躍できたのでしょう。
人々を引きつけ現役を引退した今でもメディアやファンからの注目を集めるのは、全力で物事に楽しむ姿勢が魅力的に映っているからです。
外部リンク
山本昌オフィシャルウェブサイト【公式ホームページ】
山本昌(@yamamoto34masa)さん | Twitter
最終更新日 2025年7月2日 by okazus