「神社の歴史について知りたい」
「日本人と宗教の関係に興味がある」
「伊勢神宮に行ってみたい」
阿部元首相が七月の初旬に暗殺されてしまいました。
この犯行はある男性によって行われえた極悪非道の行いですが、その動機として背後に宗教が関連していました。
犯人はそのとある宗教に対して恨みを募らせてしまい、その感情が阿部元首相に向けられた形になってしまったんです。
宗教とは本来貧しい人、病める人、苦しい人に寄り添い励まし心の糧になるものでなければなりません。
それが極悪非道の犯罪の根源になってしまうなど非常に悲しむべき事象であるのは言うまでもありません。
だから宗教は嫌いだ、宗教は胡散臭いと拒絶反応を起こす人も少なくないです。
そのため絶対に自分は宗教に入らない、宗教を信じないと豪語する人も多いんです。
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日本人は無宗教として世界に知られている
日本人は特に無宗教として世界に知られてます。
多くの人が諸外国のように信仰心を持たず、聖典や戒律に従った生活などは一切行っていません。
しかしながら実は日本人の多くはある宗教を信じ敬愛していることを自覚していない人があまりにも多いんです。
その宗教とは神道を指すのです。
天照大神に象徴されるものであり、多くの人が知らないうちに神道にのっとって生活をしているんです。
そんなはずはない、主教なんか一切信じてないと反論する人も多いでしょう。
日本人が宗教を信じている証
では実際に日本人の生活や習慣を振り返ってみることにいたしましょう。
私たちの住む多くの町や村を見渡してみると、いたるところに神社仏閣があることに気づかされます。
そして我々日本人の多くが元旦を迎えると、そこに早朝から赴いて新年のご挨拶と祈願をして帰ってきます。
これこそ日本人の信仰心であり、宗教を信じている証ではないでしょうか。
元旦以外にも受験を控えたとき、出産を控えている、病気や事故で危険な状態になるといった場合には必ずと言っていいほどこの天照大神に向かって手を合わせたり、鈴を鳴らして祈願しています。
知らず知らずのうちに、当たり前の生活習慣のようであるかのように日本人の多くがこうした行動をとっている訳なんです。
つまり日本人の多くは親や祖父母から手を合わせることを教えられ、一年の節目や人生の節目ごとにそこに訪れて信仰したり、祈願する等神事を自然とこなしている訳なのです。
こうしたことが日本人の心のよりどころとなり、心の支えや糧になっているはずです。
天照大神が日本人の心の支えになっている
そこで購入したお守りを肌身離さず持っている人も多く、まさに信仰心の表れであり、天照大神が日本人の心の支えになっています。
神社で行われる神事は一年通して多くあり、それもまた見ものであるのも言うまでもありません。
日本の古来から続く伝統行事を脈々とこなしているのです。
最近ではこうした伝統的な場所で、日本人であることを自覚し結婚式や挙式をそこであげる若いカップルも増えてるんです。
若い人にとって角隠しや十二単、白無垢といった日本古来の伝統民族衣装に袖を通せるまたとないチャンスであり、またほかの人と差別化を図れるとして和婚が少しブームになりつつあります。
そこで行われる婚礼の伝統儀式も見ものです。
三々九度に祝詞奏上、参進の儀はここでの挙式でしか見ることができない貴重な体験となりうるんです。
神社の本家本元はお伊勢さん
そして最寄りによくある神社というものはすべて三重県伊勢市にある伊勢神宮に通じています。
なぜなら本家本元がお伊勢さんであるためなのです。
つまり元旦やそのほかの祈願で手を合わせるということはすべて伊勢神宮に通じている訳です。
そのため強い信仰心を持つ人であれば、最寄りの場所からではなく実際に伊勢神宮に一年に一度赴いててお合わせる人も非常に多いんです。
天照大神と伊勢神宮は、の本の皇室とも切っても切り離せない関係性にあります。
それは皇室行事というものはこの伊勢神宮の天照大神のための神事であり、そのために皇室ご一家がおられるわけです。
かつて戦前では皇室の天皇は、天照大神の具現化、つまり現人神として崇め奉られていました。
だが戦争に負けGHQのアドバイスの元、こうした現人神の概念を捨て国民の象徴と位置づけられるようになっていったんです。
天皇皇后は、常に国民に寄り添い、国民の幸せと健康と平和を願う象徴天皇となりました。
実際に東日本大震災や阪神淡路大震災の時は、天皇皇后自らが被災者に寄り添い膝をついて悲しみを共有する姿などが見受けられたのです。
国民はこうしたお姿に心が打たれ、新たに再起しようと一丸となって日本の国を復興させていったわけです。
まとめ
確かに天皇のこうしたお姿は私たちの心の励みや糧になっているのは確かです。
そして天皇皇后をはじめ、本来の職務と本文である伊勢神宮にまつわる神事を毎日のようにこなされている訳なんです。
しかしながら昨今、皇室バッシングがメディアを通して叫ばれるようになり、連日報道されるようにもなっているんです。
若い人の間ではかつてのように皇室を支持する人もすくなくなりつつあり、今後どのように皇室が存続していくべきか多くの人が課題として考え議論していかなければなりません。
最終更新日 2025年7月2日 by okazus